建設キャリアアップシステムのカード再発行代行サービス開始

2022.05.31更新

建設キャリアアップシステムのカード再発行代行サービスを開始しました。

建設キャリアアップカードの紛失で以下のような問題が生じています。

・再発行のやり方がわからない
・再発行手続きをする時間が無い
・再発行手続きが面倒
・建設キャリアアップシステムの受付が混みあっていて手続きができない

そういうお困りの方にオンライン上から入力・必要書類をアップロードするだけで再発行を代行します。

建設キャリアアップシステムとは？

建設キャリアアップシステムとは技能者の現場における就業履歴や保有資格などを、技能者に配布するICカードを通じ、業界統一のルールでシステムに蓄積することにより、技能者の処遇の改善や技能の研鑽を図ることを目的としています。

この制度は官民一体で取り組まれており、2019年4月運用開始、また運用開始後５年を目途にすべての技能者の登録を目指しています。

なぜ、このシステムが出来たのかというと、

① 建設業では、就業者数のうち34％が55歳以上である一方、29歳以下は約11%と全産業を大幅に上回るペースで高齢化が進展しており、若い人たちへの技術承継が大きな課題となっている。
② 建設技能者の賃金の改善や社会保険加入などの処遇改善によって若者を確保したいけど、依然、製造業に比べ10％以上低い水準にあるのが現状。
③ 現場での本人の生産性に現れない管理能力や、後進の指導といった経験に裏付けられた能力が適切に評価されていない。

このような問題を改善するために、ICカードに技能者本人の情報、資格や社会保険加入状況と現場での就業履歴等の情報を登録・蓄積することによって、見える化し、技能者がいつ、どこで、どの職種で、どの立場で働いたのか、どのような資格を取得し、どんな講習を受けたかが一目瞭然になります。

そうすることで今まで現場を引っ張ってきたものの、正当な評価がされていない職人さんがこのICカードがあるために、賃金の交渉等をしやすくなります。

言い換えると、ICカードが証拠となるので雇用側も不平等な扱いをできないようにするというメリットがあります。